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頭皮をブラシで叩いて刺激するのはOK?

 

どこでが刷り込まれたのかしらないが「頭皮を刺激すると毛が生えてくる!」
誰が言い始めたかもわからないが、多くの男たちはブラシを持つとつい頭皮を叩いてしまいますよね。
これは実際に効果があるのでしょうか?そこでこの謎を解き明かしていきましょう!

ブラシで叩くのはいい?いきなり結論!

 

ではこの薄毛改善の「頭皮をブラシで叩いて刺激する」といわれる方法。実際は効果があるどころか、悪影響があると判断されています。

 

頭皮を硬くする原因になる

以前はこのような商品が販売されていたこともあり、いまだに強めに叩いて刺激を与えているという人もいますが、これによって必要以上にダメージを受けた頭皮は炎症を起こし、血管が拡張します。
薄毛の改善には、血流を良くすることが重要であるといわれていますが、この場合の血管拡張はダメージを受けた頭皮の修復のためであり、育毛のために働くことはありません。
刺激を受けた頭皮は、これ以上のダメージを受けないようにするために表面を固くしてしまいます。
ペンだこやマメなどを考えても分かるように、肌を守るために自然に起こるメカニズムです。
その結果、かえって頭部の血行は悪化して、髪の毛が育ちにくい環境に変化していきます。

皮脂増加の可能性もある

頭部を防御するために、それまでよりも皮脂が過剰に分泌されるようになります。
この皮脂はほとんどが油分ですので凝固しやすく、大量に分泌されることで毛穴を詰まらせる可能性が高くなります。
毛穴が詰まることで栄養素が髪の毛にいきわたりにくくなるだけでなく、皮脂を養分とするカビが繁殖するため、頭皮の環境がさらに悪化してしまいます。
この状態になると、頭がかゆくなったり赤くなったりしますし、全体的に髪の毛が脂ぎって見える脂漏性皮膚炎になり、抜け毛が増える可能性が増大。

脂漏性皮膚炎については以下の記事を参考に!

抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」の特徴と頭皮ケア4つのポイント

ではブラシで髪をとかすのはOKなのか?

ブラシで頭皮を叩くことは、髪によくないのが分かってもらえたとおもいますが、実はブラシで髪をとかすのも髪に損傷を与える原因になります。
永山 升三さん、西尾 宏さん(ライオン家庭科学研究所)が発表された「ヘアケアの科学」という論文には、ブラッシング力が強くなるにつれ、枝毛や切れ毛が増加することが立証されています。
またブラシの種類により損傷を与える本数がかわってくることも説明されています。
ナイロンブラシを使用する際は、ブラシの面に属する毛数が多いものより、ブラシの穴に多くの本数の毛数がすくないものを使用したほうが髪に与えるダメージは少ないこと。
髪にダメージを与えるとされる静電気は、獣毛のもののほうが発生率はさがるようです。
なのでこれを踏まえてブラシを使用する際には、頭皮を叩くことはもちろんせずにあまり強い力で髪をとかないことを心がけましょう。
髪の長い方(10cm以上)の方は、リンスを使用することで、髪のとおりが良くなりブラッシングに無駄な力を使うこともなくなりますので、ぜひ頭を洗う際はリンスを使用しましょう。

参考文献:ヘアケアの科学

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